道標


どうやら 元々カノが
そちら系のお店で働いていることは
確信にかわってしまいました


元々カノといえども
僕にとってかけがえのなく大きなものを残してくれた彼女が
なぜ その道を選ばなければならなかったのか


理由は それとなく聞いた
家庭の事情・・・親との離縁 1人暮らし
追い詰められていたのかもしれないよね
僕は それに 気づくことができなかった


僕と出会ってくれたこと それから
今まで 僕と連絡を取り続けてくれたことへの感謝をこめて


僕と出会った頃の彼女を思い返すと
まだ遊びたい盛りの子っという印象だったのを思い出します
これまでに いろんな彼氏と付き合ってきたことだろう
けれど どういうことか 経験はないという
そんな彼女は とっても恥ずかしがりやで
僕にしてみれば 当時は かわいらしい子との認識だった


いろんなとこで同じ時間を過ごした
大学の中だけじゃなく熱田神宮だったり犬山の花火だったり
手を繋ごうとしない僕に しつこく手を繋ごうとしてくれたっけ
当時の僕は照れもあって拒んだりもしたけど 内心は 物凄く嬉しかった


僕と付き合っていくうちに どういう心境の変化か
ピンク一色だったら服装が黒系でモノクロの服に変わっていった
僕自身 あまり派手ではなく 今でもそれは
Dior好きという点で いまだに 継承されているけれど
彼女なりに 僕色に染まって 大人らしくなっていってくれたのだと勝手に思っている
そうだとしたらこれほど嬉しいことはないからね


大学を卒業する頃には 別れてはいたけれど
ずいぶん 出会った頃とは違う容姿になっていたよね
どっちもかわいかったよ


大学1年生のときに告白を受けて 1回は断ったにも関わらず
再度 僕を求めてきてくれた彼女を 僕は受け入れた
けれども 僕はその気持ちに十分に答えてやれていないよね
何度も何度も 引き合う時間は あったはずだった
しかし 僕は それを生かさなかった


会社に入り 大学が同じだったこともあって
卒業してしまったあとは めっきり会う機会は減ってしまった
彼女は 僕のことを振り切って次の恋を始められただろうか
そんなことを考えながら 自分自身も新たなスタートを切ろうと意気込み始めた


たまに 連絡をしてみる
そんなときは 大概 部屋の掃除をして
付き合っていた頃を思い出したり 自分自身に行き詰まりを感じていたときだった


いま なにしてる?


その1通のメールと返信で途絶えるコトのほうが多かったよね
彼氏はいないとはいってはいたけど 元気でやっているならいいと思っていた


彼女が突然1人暮らしをしたいといいだした
大学の頃からしたいというのはなんとなくきいていたから
社会人でお金もためて1人暮らしでもするのかと思っていた
今 思えば そのあたりで何かあったのではないかと思ってる
当時の僕では その変化に気づくことができなかった


もっと まめに連絡をとっていれば
こういう結果にはならなかったかもしれない
少しでも自分が頼れる人 頼りたいと思える人であれば 
お金以外にも助けになれることは いくらでもあったはずだった


彼女のことは僕以上に彼女自身が考えていると思う
けれど 僕は 彼女の将来を考えると 今 
なんとかしてあげられないかと放っておけなくなる
余計なお世話かもしれないけど 後悔はしたくないから


おまえの面倒は俺がみる


ってできることならいいたいんだよ